あの世マップ 〜地獄・極楽へのご案内〜

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【臨終】

永い人生の末に、ついにあなたは「臨終」を向かえました。突然の死に驚いていますか? あるいは覚悟していた死でしょうか。どちらにしてもあの世への長い旅がここから始まります。
臨終とはこの「死に際」のことをいい、何らかの理由で使えなくなったあなたの体から魂だけが抜け出します。魂になったあなたが最初に目にするのは、集まった家族の輪の先にある、トンネルのようなあの世への入り口です。
一方、抜け殻になった体は、お釈迦様の涅槃の姿に習って頭を北にされます。また、お釈迦様が入滅の際に水を欲したことから、長い旅路に喉が渇かないようにと末期の水をもらいます。

【通夜〜六日目】

抜け出した魂はやがて真っ暗なトンネルに入っていきます。そこを抜けると、 今度は「死出の山」と呼ばれる長さ3200kmの険しい山が現れます。 暗闇の中、不安いっぱいで登っていると、どこからか家族や友人の声援(お経)が 聞こえてきます。それらの声に励まされつつ、ひたすら暗い山道を登っていきます。
やがて峠を越えると、ようやく明るくなってくるはずです。見下ろす山の麓には、曼珠沙華と曼荼羅華の美しい花畑が広がっています。あの世でしか見ることのできない風景です。

【賽の河原】

山を降りると、大きな川が見えてきました。これがこの世と あの世の境界となる「三途の川」です。
その河岸は「賽の河原」と呼ばれ、そこでは父母より先に死んだ罪であの世に行けない子供らが罪を償うために小石を積み続けています。しかし石を積み上げればすぐに鬼が壊しに来るのでなかなか完成しません。お地蔵様はそのような子らを救済し、あの世に導いてくれます。地蔵菩薩は救済の第一人者で最も弱い立場である子供を最優先で救ってくれます。

【三途の川】

三途の川は川幅4000kmもある大きな川です。流れのゆるやかな浅瀬から激流まで、 渡る場所は生前に犯した罪の深さで決まります。罪の浅い者は山水瀬や七宝飾りの 美しい橋を渡ることができ、罪の深い者は激流の江深淵(こうしんえん)を泳いで渡ります。 また、善人用の渡し舟(六文船)も用意されています。
対岸に渡ると「奪衣婆(だつえば)」と「懸衣翁(けんえおう)」の二人の老人があなたの衣服をはぎ、衣領樹の木にかけ、その濡れ具合で罪の重さを量ります。

【十王審査(初七日〜三十四日)】

三途の川を渡ると、いよいよ十王による審査が始まります。7日目にまずは第一の王「泰広王(しんこうおう)」が生前の殺生、つまり虫や動物に無駄な殺生をしなかったかを調べます。続いて14日目に「初江王(しょごうおう)」が盗みについて、21日目に「宋帝王(そうたいおう)」が不貞について、35日目に「五官王(ごかんおう)」がウソについての聞き取り調査を行います。
ここで生前の悪行を後悔しても手遅れです。正直に話さないと罪はさらに重くなるでしょう。

【十王審査(三十五日)】

十王のうち五番目の王が閻魔大王(えんまだいおう)です。35日目にあなたに審判が下り、来世(次に生まれ変わる世界)が言いわたされます。
閻魔大王は太陽のようにまぶしい眼と、雷光のように恐ろしい声であなたの罪を読み上げます。「浄玻璃鏡(じょうはりのかがみ)」には現世でのあなたの行いが映し出され、「閻魔帳(えんまちょう)」にはあなたの罪が書き留められています。また「人頭幢(にんずどう)」はあなたの悪の本質を見抜きます。

【十王審査(四十九日・満中陰)】

来世の行き先が決まれば、42日目の「変成王(へんじょうおう)」により生まれ変わる細かい条件が加えられます。
そして49日目はいよいよ六道の淵です。「泰山王(たいせんおう)」が六つの世界の中からあなたの行く先を選びます。この日はあなたにとって大切な日となります。一方この日、現世ではあなたの家族が法要を勤め、あなたの良い来世を祈っています。
ちなみによく「金輪際(こんりんざい)」という言葉を使いますが、これは地獄の淵のことです。

【六道(地獄道)】

別名「奈落(ならく)」とも呼ぶ地獄は、その罪の深さにより八つの種類に分かれています。
さらに血の池や針山など細かく分類すれば合計136種の地獄があり、自殺者や殺人者は必ずこの地獄へ落とされます。
罪の順に、@等活(とうかつ)地獄、A黒縄(こくじょう)地獄、B衆合(しゅごう)地獄、C叫喚(きょうかん)地獄、D大叫喚地獄、E焦熱(しょうねつ)地獄、F大焦熱地獄、G無間(むげん)地獄 となります。

【六道(畜生道)】

本能や欲望のおもむくままに生きてきた者の末路です。自分だけの利益を求める エゴイストは狐に、猜疑心が強く、残忍で執念深い人は蛇に、怠慢な生活を してきた人は豚に、その品性の低さにあった動物に生まれ変わります。
近年、人道からここに来る方が急に増えているようです。たくさんの情報が簡単に得られる時代になったので、あらゆるものを手に入れたいという人々の物欲も大きくなったようです。

【六道(餓鬼道)】

飢えと渇きに苦しむ日々が続きます。食べ物や飲み物を口にすると、それが火に変わり体中を焼きます。欲深く、富や権力に執着した者の末路です。昔テレビでよく見た政治家の先生や大会社の社長さんなど、たくさんの有名人に会うことが出来ます。
現世では、この餓鬼道に苦しむ者を救うため、お盆に「施餓鬼法要」が行われます。 他の命を奪って自分が生きていることを知り、感謝する機会でもあります。

【六道(修羅道)】

阿修羅が住む世界です。阿修羅は帝釈天との争いで善心を見失い、妄執の悪となって天道を追われ、修羅の世界を作りました。 ここでは毎日戦闘が繰り返され、心の休まる間がありません。ここに来るのは現世で戦争や争い事をしていた人だけとは限りません。平和に生きていても、心の内側で強い自尊心や競争心を持っていた人は修羅に落ちます。
毎日を競わずに生き、かつ深い慈悲のこころを持つことが大切です。

【六道(人道)】

人間の世界です。大半の人は衣食住苦労なく暮らせますが、あなたもよくご存じのように、楽しいように見えて、実はストレスや 煩悩だらけの苦しみの多い世界です。
この世界に来る時、その人の生前の行いにより幸せな暮らしが出来たり、病気で苦しんだり、様々な条件がつけられます。
また人道にもサラ金地獄や受験地獄などの様々な地獄や、犯罪や戦争などの修羅のような世界も存在します。
ただ、楽しくても苦しくても、人道だけはせいぜい100年程度です。

【六道(天道)】

多くの善行を積んだ者だけが辿り着ける世界です。ここには「弁才天」「大黒天」「毘沙門天」などの「天部」と呼ばれる様々な神が住み、彼らは特別な力を与えられて仏の手伝いをしています。ちなみに「聖天」は象の顔をした開運の神ガネーシャがモデルですが、実は天部のほとんどはヒンドウー教を司る神々の化身なのです。そのため、この世界の公用語はサンスクリット語となります。
俗に言う「天国」とはここ天道のことですが、仏教ではさらに上の浄土をめざします。

【十王の審査(百か日・一周忌・三回忌)】

六道で思わぬ世界に落ちてしまったとしても、この世の供養により救われる場合もあります。
百日目(百ケ日)には平等王(びょうどうおう)、二年目(一周忌)には都市王(としおう)、三年目(三回忌)には五道転輪王(ごどうてんりんおう)が現れ、あなたを再審し、最後のチャンスを与えます。
ただし家族や親族の供養がなければいかなる救済も受けることは出来ません。死後の供養はいらない、などと言い残した方はここで必ず後悔します。

【追善供養】

追善供養とは、残された者が法要を勤めることにより、この世からあの世へと 「善を送る」ことです。法要を重ねることで故人の善が増し、罪が軽減されます。 またそれは同時に法要を勤める人の徳にもなり、自身の善行としても積み重ねられます。
三回忌以降の法要は下記の通りです。
七回忌・十三回忌・十七回忌・二十三回忌・二十五回忌・二十七回忌・三十三回忌・ 三十七回忌・五十回忌・七十回忌・百回忌・百五十回忌・二百回忌・二百五十回忌・ 三百回忌

【浄土】

仏の最高位である「如来」が住む、輪廻の果ての憧れの最終目的地です。
ここには如来の他、様々な力を持つ「菩薩」や、如来の怒りを担当する「明王」などが住んでいます。 「如来」には釈迦如来の他、阿弥陀如来、大日如来、薬師如来、毘盧遮那如来がおられます。また各如来のサポート役に様々な「菩薩」がおられ、とりわけ弥勒菩薩は次に如来になると言われる未来仏です。
有名な「不動明王」もまた浄土の住人であり、煩悩や悪を打ち砕く「明王」のうちの一人です。

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